一般社団法人Well-Windについて
これまで舞踊家として舞台芸術活動に取り組み、多くの出会いに恵まれながら、さまざまな機会と経験を重ねてきました。
その歩みは、舞踊作品の創作にとどまらず、地域や教育、国際的な文化交流へと広がってきました。
具体的には、「水」をテーマに、「生きる喜び」「命の輝き」「命のつながり」を大切にした舞踊作品の創作・研究をはじめ、
岡山市で設立された市立舞踊団「ダンス・インキュベーション・フィールド岡山」における講師としての芸術文化活動を通じた地域文化推進、
地域の子どもたちとアーティストとの出会いから生まれる体験型ワークショップによる芸術文化交流、
大学教員として、ダンスを愛する学生と電動車椅子サッカー選手との「それぞれの好きを紡ぐ」文化交流などに取り組んできました。
また、海外にルーツをもつ子どもたちやその家族との、日本文化をテーマとした交流の機会や、
海外のダンサーやアーティスト、教育機関、ダンスカンパニーとの文化交流、意見交換、ワークショップ見学、
リハーサルへのオブザーバー参加などを通じて、国際的なネットワークを築いてきました。
これらの交流は、作品制作や教育実践における視野を広げる貴重な機会となり、
現在の活動の基盤となっています。
こうした実践と想いを、個人の活動として終わらせるのではなく、
持続的に継承し、発展させていくためには、それらを支える「器」が必要であると考えるようになりました。
そこで、活動の存続と継続、そしてさらなる可能性を広げていくことを目指し、
一般社団法人Well-Windを設立しました。
Well-Windという名前に込めたイメージ
この風は、この地で、先人たちの風に包まれ生まれ、未来への光とともに育まれました。
やがて自身も風のように、未来の光を描く旅を始めます。
風は過去と未来を巡らせ、ときにその巡りさえも自ら封じることもあります。
風の旅は出会いを生み、そこはやがて風が巡るプラットフォームとなります。
そこには歓喜だけでなく、深い悲しみに包まれた現実も生まれます。
それでも互いを「生かそう」とし、自らが「生きよう」とする中で生まれる創造活動は、
「関わりの豊かさ」を身体で実感させ、
二つとない身体性や表現手段、年齢や性別を越えた交流を通して、
相互理解と敬意の創成へとつながってきました。
再び風は舞い戻り、風の記憶を奏でます。
そして「巡り合う風」は、また新たな風を生み、
ここに目には見えないプラットフォームが立ち上がっていきます。
見えない交流やコミュニケーションの中から生まれる表現を紡ぎながら、
あの頃、温かな風に包まれて生まれたこの場所から、
Well-Windの風は、これからも吹き続けていきます。
一般社団法人Well-Wind
代表理事 清水典人(清水フミヒト)



